TOEICの点数を約200点アップさせ、900点台後半まで押し上げた勉強法を書きたいと思います。勉強法は極めてシンプルかつ正攻法です。この記事をお読みいただければ、「あ、これならたしかに900点行くだろうな」と思えるでしょう。
Contents
900点超を目指す勉強法
まず、TOEIC試験は文法(Part5,6)とリスニング(Part1~4)と長文読解(Part7)の3つに分かれます。そして、すべての礎になるのが語彙力です。合わせると、TOEICテストは次の4つを対策することになります
- 語彙
- 文法
- リスニング
- 長文読解
この4つのうち、まずやるべきは語彙と文法の勉強です。
語彙力の対策
いわゆる単語帳であり、ただ単語を暗記するだけです。TOEICにおいては、語彙力を問う問題も出題されますし、ある程度の語彙力がないとリスニング、長文読解も解けません。
あまり多くの単語帳を使うより、一つの単語帳をしっかり暗記したほうが良いです。単語帳はキクタンTOEICシリーズを使いました。
キクタンTOEICシリーズは点数毎に分かれています。これの、600、800、990の単語のうち、8割以上覚えておけば本番でかなり通用します。500というものもあるのですが、簡単すぎるのでいらないと思います。
990と聞くと難しそうに感じますが、TOEIC自体が、狭い範囲の語彙しか要求しないため、そんなに難しくありません。単語を覚えるだけで点数がもらえるのですから、むしろありがとう、という気持ちで暗記しました。
80%の精度を目指す
この単語帳3冊(キクタン)を繰り返し勉強しましょう。TOEICは試験範囲が広いもので、どこまでが試験範囲か、というものが明確ではありません。したがって、単語帳は100%にする必要はなく、80%の精度を目指しましょう。
少し考えてみてほしいのですが、次のうち、どちらが簡単でしょうか?
- 指定の100単語のうち、100単語すべて覚える
- 指定の125単語のうち、100単語(80%)以上覚える
私は②のほうが簡単だと思いました。なので、一冊ずつ、8割くらい覚えたら次の本に進んでいきました。
文法の対策
文法は最低限下記の4つをマスターすると良いでしょう。
新書サイズなので、一つ一つは小さく、サクサク終わります。
また、音声ファイルがダウンロードできるので、電車の中で聞いて勉強していました。これはリスニングの勉強にもつながるので、一石二鳥です。
全問解けるようになるまで、2,3周すると良いでしょう。
模擬試験を解く
模擬試験は、だいたい10回分くらい解くと良いと思います。もっと解いてもいいですが、あんまり意味がない気がします。
公式問題集とそれ以外の問題集がありますが、公式は2回分で3000円くらいします。公式以外のものは3回分で2400円〜2800円程度なので、2つを組み合わせると良いと思います。
おすすめは、公式問題集を2回分×2冊、非公式問題集を3回分×2冊です。
公式問題集は下記の4冊から選ぶと良いでしょう。
非公式の模擬試験は下記の2冊が役に立ちました。非公式問題集はものによってクオリティの差が激しいので注意が必要です。この2冊は本試験の内容にかなり近く、難易度も適正です。
公式問題集より安いので、2つとも購入することをおすすめします。公式問題集が2回分で3000円なのに対して、こっちは3回分入って2400円〜2800円程度です。
模擬試験を6回分くらい解いたら、ある程度わかってくるはずです。それからは、単語帳、文法、そして次に紹介する900点超を目指すための問題集で勉強しましょう。
900点超を目指すための問題集で対策する
900点超を目指すためには、専用の問題集で対策するのが近道です。900後半を目指す人にとって、公式問題集のほとんどの問題は簡単すぎます。わかる問題を解いても学びがないので、比較的難しい問題だけを集めた問題集で対策するの近道です。
ここで私が使って、特に役に立った2冊をご紹介いたします。
特に、1冊目の「TOEIC L&Rテスト990点攻略」が役に立ちます。過去形、過去分詞のひっかけはこの本がなければ、為す術なく間違えていました。特に、文法とリスニングはこの本でかなり強化されます。この本のおかげで、私はリスニングセクションで満点を取ることができました。
何度も何度も繰り返し解くことで、実力が大幅に上がります。これを完璧にできれば、900点は問題なく取れると思いますし、900後半も狙っていけます。
2冊目の、「TOEIC(R)テスト BEYOND 990 超上級問題+プロの極意」は、1冊目よりも内容は薄いです。大体7割くらいの有用度の印象でした。それでも、ほかも990点本よりも内容は濃かったので、買ってよかったと思います。サクッと読めるので、900点台後半を目指したい人は読んでおくと良いでしょう。
全体の復習
最後はやっぱり模擬試験です。6回分すでに解いてあれば、あと4回分くらい残っているでしょう。単語や文法などを復習しながら、解いていくと良いと思います。この頃には、900点近く取れるようになっていると思います。
自分の弱点も見えてくると思いますので、そこを重点的に対策していけば良いと思います。
全体の対策イメージ
これは、体感としてどの教材がどれほど点数に貢献したかを示したものです。
- 語彙力 :キクタン(90%)+ その他(10%)
- 文法 :文法特急(80%)+ 990点対策本(20%)
- リスニング :文法特急(20%)+ 模擬試験(40%)+ 990点対策本(40%)
- 長文読解 :模擬試験(80%)+ 990点対策本(20%)
使用教材一覧
最後に、ここまでで紹介した教材すべてを再掲します。
語彙:キクタン
文法:文法特急
模擬試験
公式問題集
公式以外の問題集
990点対策本
おわりに
最後までお読みいただいてありがとうございました!
これらの対策をこなせれば、900点超えは問題ないと思います。うまくいけば、900点台後半も見えてくるでしょう。
また、別の記事では、TOEICで900点を超えたものの、全くスピーキングが出来なかった私が、なんとかして実務で英語を使えるまでになった勉強法、またそのときに使った教材の一覧も書いております。もしご興味がございましたら、こちらもあわせてご覧いただけますと幸いです。
