会計

継続的監査(CA)と監査法人

CA(Continuous Audit)

これは継続的監査とも言われ、最近ホットなものです。今までは不正や誤謬のモニタリングは事後的に行っていました。しかし、これをシステムでリアルタイム(に準ずる頻度)で行うのが継続的監査です。例えば、上場企業は四半期ごとに決算を公表していますが、社内では月次決算も行っているかもしれません。そして、ITの進展により今後は自動の日次決算ができる可能性があります。そうすれば不自然な取引をすばやく発見、是正することが可能になるかもしれません。

これはAICPA(米国公認会計士協会)も分厚いレポートを出しています。今の所は内部監査目的が多いですが、今後は監査法人のシステムと被監査会社のシステムが繋がり、ほぼリアルタイムでのモニタリングが可能になるかもしれません。これがContinuous Auditだと理解しています。

日本でも大手監査法人が継続的監査への取り組みを始めています。KPMGはデジタル監査と継続的監査に関する資料を日本語で公開しています。ここでもやはり内部監査目的でリアルタイムな監査・モニタリングを実現することが記載されています。外部監査目的は記載されていませんが、内部監査が強化されれば会計士が行う監査もより容易になります。

しかし、現状としては難しいと思います。内部監査では社内でのインフラを統一できますが、監査法人側からすればクライアントごとにシステムが全く異なるわけです。それを個別対応していくのは大変そうです。それにデータ保護(守秘義務)との関係でも、情報セキュリティの面などで克服すべき課題が多いと思います。クライアントの手間やシステム負荷も増えるので、そう簡単に同意するとも思えません。

まだまだ先進的な取り組みであるため、資料やニュースが少ないのが現状です。今後もIT会計メディアでは継続的監査(CA)について調べ情報発信していきます。

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