会計

公認会計士試験って独学合格できる?有利な学部は?

公認会計士試験の独学

独学合格は可能なのか?

公認会計士試験に独学で合格することは可能だと思います。しかし、以前より難しいと思います。東大主席の方が独学で合格され、本を出版されています。(24週間で独学合格!公認会計士試験マル秘学習法)私もこれを参考にして独学をスタートしましたが、結果として断念しました。

この方が合格されたのは「ご祝儀の年」と言われる大量合格時代で、この年は公認会計士試験の2次試験に4,000人以上が合格しました。私が合格した年は1,051人で、ここ20年で一番合格者が少ない年でしたので難易度がかなり違います。昨今は合格者が増えつつありますが、依然として独学には厳しいと思います。

それに加えて、独学用の教材がないという問題があります。この方が合格された大量合格時代には市販の会計士受験の教材が充実していました。しかし、最近は特に論文の教材が市販では手に入りません。そもそも3,000人しか論文を受験せず、そのうちほとんどは予備校のテキストで勉強しているため市販の教材を購入しないので、教材を市販しても儲からないので誰も作らないのです。大量合格時代は市場が大きかったのでいくつかいい市販テキストがあったのですが、私が受験するころには更新が止まっていました。この試験では1年前のテキストでも古いくらいなので、過去のテキストでは厳しいです。

したがって、独学のためには予備校からテキストを購入する必要がありました。しかし、予備校のテキストバラ売りは非常に高額で1冊5,000円ほどで、しかも40冊ほどあります。独学でも答練、模試は必ず買わなければなりません。これらも10,000円以上します。それらを揃えるよりは予備校に通ってしまったほうがコスト抑えられると思いました。

独学は効率的なのか?

独立は早いというイメージがあるが、会計士試験において独学は本当に効率的なのかだろうか。私は近年の試験では独学は非効率的で、予備校に通うことの方が効率的だと思います

予備校の料金は短答、論文のテキスト、講義、問題集、答練、模試、相談、すべて含めて70万円が相場です。高いと感じるかもしれませんが、安くする方法がいろいろあります。TACなどは、早期に合格するとキャッシュバックがあります。友人は1年半で合格したので、結果として30万円で済みました。他には、予め市販のテキストで少し勉強しておくと、奨学生試験を受けることができます。それはもともと知識を持ってる人は安く入れる制度で、私は予備校に入る前に少し市販のテキストで勉強して奨学生試験を受け、結果として34万円で済みました。

予備校からテキスト、答練、模試を単体で買って揃えると30万円くらいかかるので、それなら予備校に通ったほうが良いと思います。予備校のテキストは講義とセットで使うことを前提としていることが多いので、テキスト単体で買っても効果が出にくいです。

私は予備校で勉強したことで、予備校に通い始めてから1年以内で短答、論文に合格できました。受験において予備校代をケチることは非常にもったいないと思います。公認会計士試験に合格して大手監査法人に入れば最初の4月でも月50万円はもらえます。それと比べたら予備校代は安いものです。目先のお金をケチって合格可能性を下げるのだけは避けるべきです。

まとめ

  • 独学合格を目指すのか不可能とまではいかないが、極めて難しい
  • 世の中の多くの方が独学合格された時と今では試験の難易度も環境も違う
  • かなり優秀な方でも、予備校から教材を買わないと合格できない(市販では試験範囲を網羅できない。会計士試験は暗記なので、知らないと解けない)
  • 独学でも予備校から模試と答練は買うことになり、わりと高い。それなら予備校入ってもあまり金銭的に差がない。

 

公認会計士試験に有利な学部とは?

やはり商学部は公認会計士試験に有利?

会計士試験の試験範囲は大学の勉強とはほぼ被ってないので、学部は関係ありません。

私は経済学部でしたが、大学の勉強を会計士試験に一切使っていません。

商学部に行ったとしても、大学の簿記の授業はレベルが低いので公認会計士試験には役に立ちません。商学部では予備校で得た知識だけで期末試験が解けるので、大学の単位が取りやすい(その分だけ時間に余裕ができる)というメリットはあります。

その程度ですので、文系学部であれば有利不利は殆どないと思います。

文系と理系ではどちらが有利?

公認会計士試験を受験するにあたり、最も重要なことは早く合格すること、だと思います。長くやっていると知識は抜けやすくなりますから、短期決戦が良いのです。

文系で学ぶ内容は役に立ちませんが、理系だと授業数が多く、また大量のレポートに忙殺されて会計士試験の勉強時間が取りにくいです。その結果、理系学部から会計士とる人はかなり少ないです。これを勘案すると、文理選択では、理系ではなく文系学部に行くべきだと思います。私もそれが理由で理系を断念しました。

公認会計士になった後は、理系で学んだことは役に立つでしょうか?

システムエンジニアから社会人受験生になり、公認会計士になる人はいます。しかし、彼らはほとんど新卒一年目と同じ待遇で監査法人に入所します。SEとしての知識はその程度しか評価されないのが現状です。

監査法人の外であれば、ITの知識も評価されるにはされるでしょうが、日本のSEの環境では公認会計士だけでやったほうが給料が高くなりやすいです。なので、そういう意味でも素直に公認会計士だけやっておいたほうが良い気もします。

ただ、理系から公認会計士に学生合格することも可能ですから、そこは個人の趣味嗜好が最終的な判断基準ですね。

文系の中で悩んでいるなら、最も偏差値が高い文系学部に入るべき

文系学部で、経営学部、経済学部、商学部などがありますが、どこに行くのか悩んでいるならオススメは最も偏差値が高い学部です。大学の勉強は会計士試験に役に立たないので、どこに行っても変わらない気がします。しかし、周りを見ていると偏差値が高い学部の人が早く受かって行きます。それは、地頭がいい人が早く受かるということです。

また、会計士になったあとでも高偏差値の大学を出た方がいろんな場面で有利であり、学歴は一生つきまといます。例えば、外資戦略コンサルなどは、早慶レベルだと経済、法、理系以外は基本的に合格しないと言われます。これは極端な例ですが、いい学部を出ていたほうが何かと有利です。

会計士試験に最もいい学部は、最も偏差値が高い文系学部ってことですね!